2021年、年明けすぐに緊急事態宣言が再発例され
出鼻を挫かれた形になりましたが、
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
2020年は新型コロナウィスルの発生で
全世界が様変わりしました。
日本では働き方も変化し、
都市部から地方へとの動きも加速し始めています。
私、藤川本人も新型コロナウイルスの影響で、
3月の帰国後は、国家間の移動ができなくなり、
日本国内での足止めが数ヶ月の長期に及びました。
今後の事を考える時間が思いがけず沢山できたので、
熟考した結果、生活の拠点をベトナムから
岡山に移すことを決断しました。
岡山では新居も確保し、家族も呼び寄せています。
更に、兵庫県豊岡市に会社を設立します。
(厳密には岡山にある株式会社I-packの支店になります)
豊岡の新会社には、青島の営業部長である
家治(やじ)が常駐します。
家族総出で日本の豊岡への移住を
決断した彼女の覚悟に感謝です。
ご承知の通り、
兵庫県豊岡市はカバンの街として有名ですが、
弊社アイパックがこれまで培ってきた
カバンに関する知識と経験の集大成を、
カバンの街豊岡で発揮したいと考えております。
弊社アイパックは、現在中国に7拠点
(青島、莱州、日照、常熟、義烏、広州獅嶺、広州白雲)
ベトナム3拠点(ハノイ、ハイフォン、ホーチミン)の
合計10拠点に加え、
2019年はイタリアフィレンツェに事務所をオープンし、
2021年6月には兵庫県豊岡市に支店をオープンします。
豊岡の事務所では検品と検針(紫外線殺菌も同時に処理)
が出来る環境はもちろん、日本製のカバンに関する
ビジネスに新たに挑戦するつもりです。
例えば、イタリアや中国から調達した材料を
日本製のカバンに使ってもらったり、
カバンの修理を専門で受けたり、
日本国内でカバンやバックの生産をしたことがないお客様に
豊岡のカバン・バック工場を紹介したり、
日本製の商品を海外販売する貿易のお手伝いをしたり等、
今まで弊社が培ってきた人的な世界規模のネットワークを
活用していただくことで、新しいビジネスの可能性が
生まれる事を期待しております。
中国はコロナウイルスからいち早く復活しつつあり、
世界のカバン・バッグ業界は未だ中国依存から
脱却できない状況ですが、
工場は一度生産を止めた関係で、状況は一変。
工員の減少や熟練工の離脱、協力工場の倒産等、
さまざまな問題が山積しており、急ピッチで調整中です。
ベトナムは、中国からの受け皿として
飛躍のチャンスがありましたが、
材料の背景や時間の関係、生産ロットの問題等があり、
まだお客様に充分なメリットを
提供できない状況が続いています。
日本もカバンの店舗の閉店が相次ぎ、
今まで以上に生産総数量は激減している上、
小ロット多品種短納期を求められる様になった結果、
日本製、もしくはイタリア製のカバンの価値が
上がる可能性が感じられます。
世界全体の情勢を見渡すと、日本も首相が変わり、
アメリカも大統領選挙があり、
米中貿易戦争激化の影響も受け、
今後の世界の動向にはまだまだ目が離せませんが、
この様な状況下でも、
ビジネスは継続しなければなりません。
今まで経験した事のない大変な時期である事は
皆さん承知の上でございます。
しかし
コロナウィルスのせいにしても誰も助けてくれません。
前だけを向いて共に皆さんと歩いて行きたいです。
2021年、新たな年も、皆様と弊社アイパック、
共に発展できますよう、心から祈念しております。
今後ともお引き立ての程、
どうぞよろしくお願い申し上げます。
日本から中国・ベトナム・イタリアへ世界を繋ぐ
カバン・バック・革小物の国際総合サービス会社
株式会社アイ・パック 代表取締役 藤川 和也
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