カバン・バッグ業界はベトナム・ハイフォンがチャンスです

今回の出張は、ベトナムのハイフォンに行って来ました。

 

コロナ規制が解除され、行きやすくなったベトナムですが、

飛行機の中はまだビジネス客は少ない印象。

ベトナム人の帰国者がほとんどでした。

 

今回、ホーチミンではなく、ハイフォンに行った理由は、

工場の引越し調査のためです。(良い物件を手に入れました)

 

ここ10年、日系企業や韓国系企業の大手企業の進出が盛んでしたが、

一時期加熱していた投資ブームは落ち着き、

コロナ禍の影響が大いに受けたハイフォン地区ですが、

大企業に付随する中小企業の撤退がかなり増えているようです。

 

中国人や韓国人の友人に聞いた話では、

中国企業の進出はむしろ増加。

韓国企業の撤退はかなり進行。

日系企業は大企業が中心で現状維持・・・

 

これが現実のようです。

 

コロナ禍を生き残っている会社は、何か特徴があるのだと思います。

その理由については調査を進めます。

 

ここ最近、中国からベトナムへの、カバン・バッグ製造の移行を

少しづつ始めたいろいう、お客様からの問い合わせが増えて来ました。

 

中国のカントリーリスクを懸念して

一部のオーダーを他国に移動し、リスク分散したい・・・

これがお客様の本音です。

 

中国から他国へのカバン・バッグの製造拠点のシフト・・・

この波は、9年前にもありました。

 

弊社アイパックもその波に乗り、

ベトナムで会社を設立したのですが、

現状のビジネスモデルを変える事が出来ずに

中国からのシフトが完全に進まなかったという経験をしています。

 

今回の波も同じです。

 

中国ほどの価格メリットと納期メリットと資金繰りメリットは出せない中で

どのようにカントリーリスクを回避してメリットを出して行くか?

 

資金があり少し多めのオーダーをしっかり持っていて、

追加で同じオーダーが出せるビジネスモデルを持たれている会社は、

メリットを出しやすいと思います。

 

逆に、毎回違う商品で追加オーダーが来ないようなファッションバッグは、

メリットが出しにくくなります。

 

原因は、カバン・バックの材料の調達です。

ベトナムでは全ての材料を入手できないことがボトルネックとなります。

 

現地で材料が手配できないと、スピードも遅く、

コストも高くなります。

 

中国に材料依存しているカバンやバッグの業界は、

どうしてもここの問題点が解決できません。

 

ベトナムへの材料を発送する費用が徐々にかさむ事で

一番利益を出しているのは運送会社ですね。

 

他の東南アジアに行っても、状況は全て同じ構造です。

 

いかに物流コストを下げて納期を最短で出荷出来るかがカギになります。

 

ベトナムの品質面での良さはすでに中国を越えています。

ベトナム人は真面目にしっかりと仕事をこなして行く人が多いのです。

自社工場内での仕事が多く、外注依存の中国と違って品質が安定します。

 

現在、様々なお客様と、ビジネスを進めるための調整の中です。

ベトナムの良さが活きるビジネスモデルを

しっかりと組み立てていきますので、ご期待ください。

 

 

 

 

日本から中国・ベトナム・イタリアへ世界を繋ぐ

カバン・バック・革小物の国際総合サービス会社

株式会社アイ・パック 代表取締役 藤川 和也

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コメント: 2
  • #1

    川北元弘 (木曜日, 31 8月 2023 10:07)

    藤川社長様
    ご無沙汰いたしております。早速本題に入らせていただきますが、弊社でも現在中国価格と為替の両方で厳しい状況になっており、数年前からベトナム工場を探していましたが合致する工場がなく現在に至っています。御社にて韓国、中国系の工場(或いはベトナム人の工場でもOK)があれば紹介をお願いできませんでしょうか?よろしくお願いいたします。 川北 元弘

  • #2

    吉川富子 (火曜日, 03 10月 2023 06:53)

    現在、毎月1000個程度のロットで、バッグインバッグを販売しています。
    ベトナムにて、工場を探しています。
    ベトナムの事を教えて下さい。